「失敗や批判されるのが怖い」の正体とは?後戻りできない不安との向き合い方

「失敗や批判されるのが怖い」という人は、
対処法のストックが不足している
長い人生の間には「人生の岐路」はいくつもあり、自分の大きな決断が、これから先の自分の人生を大きく左右することになります。
子どもの頃は親や親戚、近隣住民や学校の教師など、多くの大人達に守られていました。庇護されて成長していき、子どもであるからこその無鉄砲さで「自分の思いのままに行動する経験」は誰しも身に覚えがあるでしょう。
当然ながら、子供のうちに「自らの失敗を、自分自身で都度対処をしてきた経験」はないに等しいため、社会に出てからも「思うがままに行動」をしていると痛い目に合います。
未熟さ故の悩み
失敗したときに全面的にフォローしてくれる人もいなければ、きれいに自己解決する術も知らないので、一人立ちをしてまだ年月が浅いうちは、多くの人が悩み、苦しみます。
それでも、未熟なりにも上手く対処していければ良いのですが、現実には試練を積み重ねることになります。「自分に限っては、きっと環境に恵まれ、大した苦労もせずに世の中を順風漫歩に渡っていけるはず...」と思うほど甘くないのが人生です。
そんなこんなで、次第に、新しいことにチャレンジしたり、自分自身で大きな決断をして前に進むことができなくなります。その先の状況を考えて足がすくみチャレンジできないケースがどんどん増えていくのです。
社会人になれば、会社や社会の中で、大人としての「責任」と「役割」を求められるようになります。仕事やプライベートの人間関係でも失敗すれば批判されて、自分に自信をなくしたり、落ち込む場合が出てきます。
さらには、大きな失敗などで周囲の批判を受けて傷ついてしまうと、周囲の反応が怖くなって「大きな決断」や「一歩進むこと」が、できなくなる場合もあるのです。
「失敗や批判されるのが怖い」
この不安感の根底はどこにあるのか?

失敗の経験は誰にでもある事であり、その体験こそが自分自身が成長したり同じ過ちを繰り返さないことに繋がっていきます。
しかしながら失敗によって「大きなショックを受けた」という経験をしてしまうとトラウマになってしまいます。
同じ経験はしたくない
「同じ経験はしたくない」という拒否反応から、新しいことや不慣れなことを実行してしまうと「後戻りできない(失敗かも...と思った時に、避ける自信がない)」という不安に襲われることになるのです。
失敗したときに受けた批判やショックが消化されていなければ、同じ事が起こってしまう想像は恐怖であり、それらの「恐怖との向き合い方」を理解していかなければ、大きな決断をしてまえに進むことは難しくあります。