『願いが叶わない!』と怒りが湧いてきたときの処方箋

みなさんにおかれましては、現在、逆境の中にいたり 「もう少し○○だったらいいのに…」と自分の人生をよりよくしたいと願い、現状を変えるために、心技体を高める努力をなされているかと思います。
しかしながら、心技体のバランスは充分で、いつ実現しても変化を受け入れる準備はできているのに、なかなか実現しないよというケースがあると思います。
「こんなに努力して、準備万端なのに、なぜ現実にならないのか!」と誰にぶるけるでもない怒りが込み上げてきた時は、あと一歩です。
ここでやるべきことはただひとつ。
それは 「現実化を阻止している原因(こだわり)を手放すこと」 です。
手放すとは 「 認識を変えること 」
わたくしごとで恐縮ですが、社会人になって数年程、好奇心で喫煙していた時期がありました。ですが、体質にあわなかったようで、タバコを吸うと何もする気がなくなるという、なんのリフレッシュ効果もなかったんですね。そこできっぱり禁煙しようとしたのですが、すぐには止められませんでした。「これが最後…」と買ってしまう。
この時の思考は「たばこは吸ってはいけない。絶対に!」と自己規制するものでした。
しかし、そう思えば思うほど意識から離れてくれず、結局1本また1本と、ズルズルと失敗を繰り返していました。そんな自分に段々怒りが込み上げてきて「ないと不安だから、家には置いておく! 吸いたければ、吸っても良い。」といってやりました。
自分を肯定し「禁煙中だけど、吸いたいときは吸っていいんだ。」と、楽な気持ちで禁煙生活を過ごしていました。
すると次第に「吸わなくても平気」になっていき、そのまま自然に禁煙することができたのです。何の苦痛もなく。
“
「認識」が変わることでセルフイメージも変わり、セルフイメージが変わるからこそ行動も変わり、結果として禁煙に成功できたのです。
”
まさに其の通りでした。
自分が望む現実を構成する要件に「相反」する
条件を手放す
「ネックとなっている条件(こだわり)を手放せば、願いが実現する。だけど…手に入れたいけど、手放せない。欲しいけど、渡したくない。」という、ジレンマに陥ってしまうんですよね。
ストレス要因を排除したいのに、排除できない。
その理由は、手放したら、損をするかもしれない、現状がますます悪化したらどうしよう…という不安があるから。
ですが、実際のところ、自分が望んでいることを実現させるためにネックとなっている要件は、満たしていなくても望む未来に影響はないのです。
つまり、2択です。
A. 実現を邪魔している要件にこだわって、ストレスを抱えたまま時間を費やす。
B. 実現を邪魔している要件を手放して、すぐにストレスフリーな楽しい時間を過ごす。
自信を持って手放してしまいましょう。