何のために働いているのか?
「漁師と億万長者の話」
その昔、東京でサラリーマン生活をしていた独身時代、「漁師と億万長者の話」に出会いました。田舎でのんびり暮らしている漁師と、ビジネスで成功した旅行者との会話から、「価値観の違いによる人それぞれの生き方」が描かれています。多くの人が耳にしたことがあるであろうこの話。教訓をどうとらえるか?によって、賛否両論あると思いますが、私は、この話にものすごく共感して影響を受けた一人です。
この話については沢山の方が考察されています。この記事を書くにあたり、参考にさせていただきました。様々な見方・捉え方があって面白いです。
(参考元 1) 「漁師とビジネスマン」で早期リタイアを考えよう
(参考元 2) 漁師と億万長者の話で得るべき教訓は間違っている
「人生の歩き方」について考えるための2つの問い
さて、この「漁師と億万長者の話」を始めて知った時の私の生活はというと、好きな仕事に就き、仕事そのものは楽しく、充実感を持って働いていました。
しかし、サラリーマンという働き方に、窮屈さを感じていて、その感覚は、長年務めても、他の会社に移っても、解消することはありませんでした。
『「出社さえしていれば毎月の収入は保証されている。だからこそ自由があるのだ」と人は言う。それなのに、サラリーマンを苦に思う自分は、なんて不自由なんだろう…。』
そう思って落ち込んでいた時期に冒頭の話に触れ、「人生の歩き方」について深く考えさせられました。
そして、次の2つを自分に問いかけました。
自分は何のために働いているのか?
自分は人生に何を求めているのか?
自問自答して出てきた答えは、
「生き甲斐」として働きたいし
「時間を自由に使える生活」を求めている
ということでした。
「自分の好きなことをやって、人に喜んでもらって、お金を得る」そのために情熱を注ぐことができる喜びはとても大きい。だからといって、生き甲斐(仕事)のために、求める自由(時間を自由に使える生活)を犠牲にしたくはない、と。
こうして「自分が本当に大切にしていること」を理解することができ、常識から解放されたのですが、その時の心地よさを今でも覚えています。
まとめ
人は人、自分は自分。求めるものや価値は様々。
自分で自分のことをきちんと把握できていれば、何事も自信を持って判断できるようになるし、変化することを恐れたり、闇雲に不確かな未来を悲観することもなくなります。
「自分の中の譲れない価値観」は、それだけ大きな作用をもたらす、心強い支柱になるんだなと思います。
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