変わらずに変わることができる「コンセプト」。その魅力とは?

いきなりですが「コンセプト」ってご存知ですか?
三省堂辞書サイトには「全体を貫く基本的な概念」と記されていますが、主に広告等の企画立案で広く使われている概念であり、近年ではビジネス分野でも活用されている思考法でもあります。
この概念が持つ特長は、「変わらずに、変わることができる」という点です。
既存のものも「アイデアや考え方次第で、価値を高めることができる」のです。
人生のあらゆるシーンで大いに役立つ
「目指すべ き将来の在り方を、端的に表した言葉」
とはいえ「なんだか小難しいなぁ」と思われた方へ、
もう少し柔らかく言うと「コンセプトは、何かを新しく始める時の“肝”」となるものです。
目指すべ き将来の在り方を、端的に表した言葉です。
行動する時の軸足です。
この軸足が固まると、自ずと、目標を達成するために「何をやるか」「どのように表現するか」が見えてきます。
本気で現状を何とかしたい!と思ったとき、コンセプトなしでは始まらないといっても過言ではなく、設定の良し悪しによってその後の完成度が決定づけられていくとても重要なものなのです。
コンセプトを軽視してはいけない!
そこには「こう在りたい」を実現させるべく
要素が沢山詰まっている
コンセプトは「将来の在りたい姿」そのものです。
または、「将来の在りたい姿を実現させるための人生地図」とも言えます。
どうしても叶えたい想いを抱えているのならば、ぜひとも、自分にとっての「良いコンセプト」をお持ちになってほしいです。
では、良いコンセプトとは、どんなものでしょうか。
■良いコンセプトの特長:①
それはまず、とてもシンプルな言葉で表現されています。そして、その一言には、たくさんの「伝えたいこと・表現したいこと」が凝縮されています。
<<< 中に詰まっているもの >>>
独自の想い
アイデア
新しい価値観
知恵
ユニークな主張
差別化
戦略性
個性
求心力
ブランドイメージ
持続性
これを1本のストーリーに描き、さらに言葉化することで「コンセプト」は成り立ちます。
(「差別化するストーリー」の描き方|高橋 宣行 (著)より)
■良いコンセプトの特長:②
魔法の杖…とも例えられますが、その一言が多方面で効果を発揮します。考え抜かれたコンセプトには、事実、こんなに凄い力が有るんです。
<<< もたらす素敵な作用 >>>
自らを突き動かす。
チームの意識をまとめる力がある。
具体的な指針となる。
すぐ伝わる。(受け手にとってもわかりやすく、安心する)
それが実現したときのことを考えるだけでワクワクしてくる。
実現すれば、良いことが続いていくだろう、という希望が持てる。
困難にあっても、それを乗り越えていく勇気を持たせてくれる。
(成功はすべてコンセプトからはじまる|木谷 哲夫 (著)より)
上記は、それぞれ、書籍「差別化するストーリー」の描き方」と「成功はすべてコンセプトからはじまる」からの引用ですので、
より詳しく勉強したい方は、読んでみてください。おすすめです。
変わらずに変わることができる」ってどういうこと?
何かを新しく始めようと思うとき、その理由として「現状を変えたい」という強い欲求によると思いますが、だからといって、上手くいっている他者を単に真似るだけでは、上手く行かないんですね。
自分らしくないものを、取り入れても、そもそも似合わないし、継続しているうちにしんどくなる。結果的に「在りたい姿」から遠ざかってしまいます。
コンセプトを考える時に一番大切にしたほうが良いことは「自分知ること」なんですね。
適切に自己理解ができていれば「変わらずに変わることができるのです」。
これはすごく自然なことです。自然は強いのです。揺るがないのです。だから上手いく(ように感じる)プラスのスパイラルが生まれる。そうして、気がついてみたら「変わらずに変わっていた」という現実がそこにはある。実にシンプルな法則です。
まとめ
シンプルで奥深いコンセプトは、考えた「量と時間」の重みによって、その価値が高まっているんですね。そして「シンプル=簡単」ではない、ということ。これさえ理解できたのなら、きっと「良いコンセプト」は作ることができます。
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